老犬ホームあん|総合ケアハウスの日常

老犬ホームあん|犬も人間も同じ道を進む

霧の朝、良い天気になる日は霧が出ます。

朝の番組で大谷選手の奥様の写真が、お似合いのスーパーカップル!!

今日はお泊りワンコ達がたくさん来てくれました。

GWのお泊り予約もいっぱいになっています。

ありがとうございます。

明日は元保護犬ちゃん達が集合します!!

午後から雨の予報なので午前中に。

保護活動を始めておよそ100頭のワンコ達が幸せになりました。

老犬ホームあん をスタートする以前はNPOを立ち上げて保護活動を行う事を考えていました。

当時から自治体や獣医さん達とのミーティングも行っていました。

そんな中でシニア犬に関する課題を耳にしました。

老々介護状態で頑張る高齢の方の話も聞き「老犬ホーム」に方向を定めました。

数年かけて場所探し、関西あちこち走り回りました。

自然の中でゆったりと過ごせるように、室内だけの生活はさせたくないと考えていました。

周りの人からは「大丈夫?」なんていう心配の声も^^

獣医さんの中には否定的な方もいました。

前職場ではそれなりに融通の利くポジションにもいましたが一切の迷いもなかったです。

多くの方から背中を押され開業に、自治体の方からも期待のお言葉を頂いていました^^

お預けになる飼い主様、ワンコ達、背中を押してくれた方々のために頑張らねばと気合十分でスタート。

一方で感覚的に大半の方が「残念ながらすぐつぶれるだろう」って考えているな、と感じました^^

その時に「10年後には今の十倍の80頭のワンコ達と暮らす」と公言し笑われました。

自虐ギャグだと思われたようです^^

現実には7年目で達成しました!!

当時はランが小さかったため散歩、8頭の散歩を1日数十回と行っていました。

おかげでずいぶん痩せました^^

ありがたい事に予約が膨らみ常時十数頭のお預り待機ワンコ達が、早急にランと犬舎の整備を進めました。

ランのフェンスを作る作業、「こんなに大変なのか、、、」と^^

ワンコ達の生活の中で、犬は環境が変わっても慣れるんだ、懐いてくれるんだ、と強く実感。

たくましさを感じました。

当時の犬の施設では「半外」というのが普通でした。

屋外に屋根と壁を作った状態を半外と、「半分外ってなんだ?」と^^

老犬ホームあん は完全室内ヒューマングレード、人も同じ場所で寝れる環境を作りました。

実際に二段ベッドも備えました^^

そこから毎年犬舎が増えていく状況となりました。

スタッフさんとの出会い、メディア取材、議員団の視察、国会議員先生の訪問などなど様々なことが^^

嬉しいご縁が大半ですがやはり「なんなんだ?」と思うような出来事もありました。

あんファミリー^^

現在 認知症の進行が強くみられる子がたくさんいます。

自立困難になっている子も。

一般のご家庭では非常に難しい介護ケアが必要な子達が老犬ホームあんでのんびり安定した時間の中で生きてます。

私たちは介護に悲観的な感情は持っていません。

みんなたどる道、たまに寝たきりのワンコを見て、認知症のワンコを見て「可哀そう」という言葉を投げかけてくる方もいますが「何が可哀そうなのか?この子達は頑張って生きているよ」って思います。

犬も人間も寿命が延びたことはありがたい事、そこに付随することは受け入れないと。

そして私たちだって同じ道を進むことになります。

その時に私は「可哀そうに」なんて言葉をかけられたくない^^

だからワンコ達に「可哀そう」なんて言葉は向けません^^

可哀そう、という言葉は思考停止状態の時の出る言葉だと思います。

今日も皆頑張っています!!

ありがとうございました。