老犬ホームあん|認知症介護を考える

老犬ホームあん|総合ケアハウスの日常

暑いですね。

今日は朝から急遽病院に。

飼い主様と相談し、持病の悪化の為入院となりました。

シニアワンコのケア介護、気を抜けません。

認知症のワンコの介護を頑張られている飼い主様からご相談、「昼夜逆転、夜鳴きを防ぐ方法は?」と、、、。

「ありません」としか答えられません、病院では眠剤や安定剤が処方されますが効果は薄いです。

認知症のワンコをたくさん看てきました、認知症は環境が変わることで わずか数日でも大きく進行します。

認知症について、ケア介護について、私が感じていることや考えをサラッと書かせていただきます。

決して何かを否定したり批判する意図はありません。

数百頭の認知症の子の介護ケアから学んだことがたくさんあります。

認知症の子の介護ケアで大切なのはいかに休ませるか、それ一択です。

グルグル回りや吠え続ける症状、数時間に及ぶ子もいます。

自力歩行ができる子で吠える子は少ないです、ただし部屋の隅などに行き詰った時などは鳴きます。

脳の機能低下、方向感覚を失い方向転換や止まる事ができなくなります。

自立困難、歩行困難になるといよいよ吠え方が強くなります。

行動制限があるか、ないか、によって吠え方に影響します。

自力で立てない子、歩けない子、補助具を使いグルグル回りを促す事で吠えを抑えられる場合があります。

私はそれをしません、疲れを感じない状態のワンコは体力の限界まで歩き続けます。

限界が来たところでバタッと倒れて眠ります、シニア犬がぎりぎり限界まで体を酷使します。

彼らの意思ではなく認知症によって引き起こされている行動です。

もしその子の若かりし頃に30分休むことなく走り続けるようなことがあれば止めると思います。

若い元気なワンコでも耐えられない運動量です。

立てない子を無理に立たせることは足は勿論、頚椎や腰椎にも大きな負担を強います。

立ちたいから、グルグル回りたいから、鳴くのでなく、自ら体力発散の為に行っているのだと考えています。

動物としての本能による自らの体力の消耗を求める行動ではないかと感じています。

行動による体力発散ができない状態になると 吠え鳴きが一気に激しくなります。

体力の温存、関節への負担軽減、内臓の休息など、休む事が1番重要だと思っています。

あとは給水も大事、脱水状態だと食欲も低下します、身体全体に影響します。

眠剤や安定剤といわれるものは一切使いません、薬効による眠気に犬が逆らうことで脳に大きな負担をかけます。

認知症により身体を酷使することを少しでも防げれば、少しでも穏やかに過ごせれば、を目指した認知症介護を心がけてます。

あんファミリー^^

私は9頭の家族がいます、彼らが長生きしてくれて認知症の介護をさせてもらえれば、といつも思っています。

これまでに若くして病気で亡くなった子もいます、その子の分まで生きてと思ってしまいます。

彼らにしたらいい迷惑かな^^

認知症のケア介護は想像以上に大変です、飼い主様 皆さん頑張っています。

認知症のワンコ、悲観することではなく「頑張って生きてくれた結果」です。

可哀そうな子ではありません。

ありがとうございました。

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