老犬ホームあん|総合ケアハウスの日常

老犬ホームあん|慣れることはありません

朝は晴れていましたが午後から雲が多くなりました。

冬の風景はどことなく切ない感じがします。

都会ではあまり感じないかもしれません、逆にクリスマスのイルミネーションなどで華やかに感じることも。

こちらでは風が吹き木々の葉が落ち、ひんやりとした静けさが。

犬の生涯、私たちの数倍の速さで時が進みます。

彼らの1日が私たちの1週間にあたるぐらいの速度です。

彼らは今を生きます。

過去を振り返っている時間はありません。

強く優しい子達です。

必ず来る別れ、ペットロスでつらい時間から抜け出せない方も多いと聞きます。

犬は私にとっても特別の存在です。

本当に特別です。

一般の方とは比較にならないぐらいの別れを経験しています。

もちろん「慣れる」ことはありません。

いつも「この子の若いころはどんなだっただろう」と想像しています。

なんにでも興味を示し跳ねるように走り回っていたパピーのころ、飼い主さんの言うことを聞けるようになって落ち着きだした成犬のころ、「きっとこの子はこんな感じだっただろうな」と想像を膨らませています。

寝たきりの子や認知症の子、ハイシニアの子も多くいます。

彼らが安心して老いていけるように。

あんから虹の橋を渡った子の飼い主様がご寄付を届けてくださいました。

お付き合いが続くこと、感謝です^^

ワンコ達^^

お預かりのご相談、日中は外に出しっぱなしにしてほしいと。

この寒い季節、無理です。

お預かりを辞退しました。

番犬として保護犬を欲しいという方も来られました。

譲渡は辞退させていただきました。

シニア犬に限らず犬は寒さ暑さに弱いです。

寒さには強い、なんていう方もいますが我慢しているだけです。

私たちが寒いと感じれば彼らも寒いです。

自分が寝れる環境=犬が寝れる環境と考えています。

犬は文句も言いません。

ひたすら我慢しているだけです。

寒さに慣れる、暑さに慣れる、なんてことはありません。

ありがとうございました。